HATOプロジェクト大学間連携による教員養成の高度化支援システムの構築
-教員養成ルネッサンス・HATOプロジェクト-

文字サイズ
検索

大阪教育大学
活動報告

学校安全教育のためのe-learning教材を学ぶ研修会を実施

カテゴリ:安全・防災教育のプログラム開発プロジェクト|2016年3月15日


安全・防災教育のプログラム開発プロジェクトで開発した学習教材を用いて、大阪教育大学学校危機メンタルサポートセンターにて「e安全学習研修会」を同センター研修室で開催しました。研修会は全国8都府県と中国広東省、山東省および上海市から学校安全を担当する教員や研究者らが受講しました。学校安全教育を世界に向けて発信するために、開発したデジタル版e-learning教材「e安全学習教材」の効果や使い方を研修するもので、修了した受講者は「e安全学習普及員」に認定されます。

e安全学習教材では、小学校低学年・中学年・高学年と、発達段階に合わせて設問が用意され、4つの選択肢からふさわしいと思う答えを選び、回答後には解説が表示されます。エレベーターを例に身近な密室での危機対応を学ぶ「エレベーターに一人で乗った時は...」、先入観の危うさを問う「こわい人ってどんな顔?」など、さまざまな生活シーンにおいて、危険を察知し身を守るための対処法を、アニメーションでわかりやすく紹介しています。

同教材の特色は、学習プログラムの中に家庭の参画を組み込んでいることです。学校で学習を行った後、家庭で保護者が回答を確認してコメントを送信し、教員がそれを参考に授業計画を立て、再度振り返り学習を行います。同センターの藤田大輔センター長は「これまでの安全教育は、『危険』を強調しすぎて、結果として子どもたちの地域への不安感を強めていました。学習の中に保護者の声を反映することで、子どもが地域から守られているという安心感を持ち、地域への信頼につながるとともに、保護者自身も学校安全・地域安全づくりへの主体的な自覚が芽生えます」と解説しました。

受講者たちは実際に、タブレット端末内の教材にふれて質問に回答しながら、操作性や設問内容を確認していました。「操作しやすいし、親しみやすいアニメーションも良い。中国ではe-learning教材はまだ導入されていないので、日本の安全教育の考え方やノウハウをもっと吸収したい(中国広東省教諭)」、「家庭の目を安全教育に組み込む点が良い。この教材の有用性を広めたい(大阪府教諭)」などの声が寄せられました。また、「タブレット端末よりもゲーム機向けにするほうが、親子で遊びながら学べて会話も増えるのでは(NPO職員)」といったハード面の要望も聞かれました。

e-learning安全学習教材をテストする受講者e-learning安全学習教材をテストする受講者
藤田大輔センター長による講演藤田大輔センター長による講演

ページトップへ戻る