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平成29年度「放射線教育Ⅱ」東京学芸大学附属小金井中学校での検証授業の実施

カテゴリ:放射線教育プロジェクト|2018年3月23日


開催日 平成30年2月14日(水)、20日(火)1~4限
開催場所 東京学芸大学附属小金井中学校
担当者 平田昭雄、鎌田正裕、他

東京学芸大学HATO放射線教育プロジェクトでは、「科学的視点に立って放射線教育を指導できる中等理科教員の養成」を目標に、授業プログラムの開発やその実践を行ってきています。

平成29年度も4大学連携合同集中授業「放射線教育Ⅰ」を実施しました。この「放射線教育Ⅰ」を受講した学生が、より実践的な中学校現場での検証授業を行うことを目的としたのが「放射線教育Ⅱ」の授業になります。

「放射線教育Ⅱ」の授業は、前半では放射線についてどのように中学生に指導すべきか、HATO教員の他、教育実践センターの教員を交え、「放射線の種類」「放射線の性質」「放射線の利用」等について、指導案検討や模擬授業に力点を置いて授業が行われました。後半では、附属中学校で、実際に放射線の授業を行う検証授業に向けて、授業で扱う実験の選定や、授業の流れについての検討や模擬授業を重ね、実際に行う指導案の形を絞りこんでいきました。当日は放射線が可視化できる霧箱の実験を行い、目の前に現れる放射線の飛跡の観察を行うだけでなく、紙や金属による放射線の遮へい効果の違いについての実験観察も行いました。授業ではワークシートの記入とその回収も行い、この授業について生徒の興味関心や理解度についても貴重な情報を得ることができました。その記入には

「霧箱の実験では放射線の通った跡を実際に観察することができ、興味深かった。」

「何もしない時より、アルミや紙を置くと、線(飛跡)の量が減った。」

「放射線について正しく知れたことで、放射線への過度な心配は少し減ったので良かった。」

「放射線というと東日本大震災もあり、危ないものだという認識が強かったが、弱いものは身近にあり、医療など多くの分野で活用されているということが分かった。」

などが見られ、中学生が放射線に対する漠然とした不安感を持っているという現状を知ることができたと同時に、中学生たちに実感を伴った放射線の授業を行えたことが確認できました。

また今回の検証授業では、新聞社の取材も受けました(読売新聞社2018年3月9日朝刊掲載)。「震災7年 福島は問いかける」のシリーズの中で「教員志望の学生は指導法研究も」の見出しで、検証授業の様子や学生指導等について取り上げられました。

本授業も4年間の試行によって貴重な経験と情報を積み重ねることができました。これらをフィードバックし、来年度以降も本授業の完成度を高めていきたいと思います。

東京学芸大学附属小金井中学校での検証授業の様子
東京学芸大学附属小金井中学校での検証授業の様子
東京学芸大学附属小金井中学校での検証授業の様子

東京学芸大学附属小金井中学校での検証授業の様子(2018年2月14日、20日 講義と実験)

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